【心身医学とは】
心身医学とは 患者を身体面だけでなく、心理面、社会面も含めて総合的、統合的にみていこうとする医学である。心身医学の対象は、心身症のみならず、臨床各科におけるストレス関連の身体疾患を扱う。 (日本心身医学会講習会テキスト 1997年)
とありますが、これは専門的な言い方です。
ストレスがかかることによって悪くなる体の病気や、体の病気で精神的ストレスになる状態など、ストレスと関連する体の病気を扱う学問をいいます。
一般的にはアトピー性皮膚炎、気管支喘息、過敏性腸症候群、胃十二指腸潰瘍、機能性胃腸症、偏頭痛、高血圧などや自律神経失調症と言われるものなどや、さまざまな病気がストレスになって不安やうつ状態になることなどが対象になります。
心身症とは体の病気が心理的ストレスなどによって発症したり、悪化したりする病気の状態を言います。心身症は本当はそれのみでは病名ではありません。「アトピー性皮膚炎患者(心身症)」などと表現します。
心身医学は心身症の状態にある体の病気や体の病気で精神的ストレスがある状態を対象とする学問です。
心療内科とは本当は内科のストレス関連疾患を対象とします。しかし一般的には心身医学を行っている診療科とみられたり、精神科の軽症版を扱うと思われたりしています。治療は内科の治療に精神科のお薬や時には心理療法を併用します。
心理療法にはいろいろなものがありますが、当院ではおもに認知行動療法、自律訓練法などをしています。催眠療法もありますが、対象となる方とならない方がいます。
はしろクリニック 皮膚科・心療内科・精神科・内科 大阪 梅田
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