【円形脱毛症】
円形脱毛症は急に毛が抜ける病気で、軽いものでは直径5mmくらいですが、重症になると頭皮全体が抜けたり、まつげや眉毛のほか体毛がすべて抜けるものもあります。原因はストレスもありますが、免疫異常もあるといわれています。抜けるのは早いですが、再び生えるまでにはかなり時間がかかる場合があります。1年以上ということもよくあります。しかしこの病気はいわゆる「若はげ」とはちがいます。毛根は死なないのでいずれ再び生えてきます。
ストレスで円形脱毛症になることもありますが、円形脱毛症になって髪の毛が少なくなったり、まばらになったりすることがストレスになることもあります。そうするとさらに円形脱毛症は治りにくくなります。
当院では皮膚の治療を行いますが、ストレスの関与も多いですのでこころのケアも同時によく行います。こころのケアはおもに精神科のお薬を使います。心理療法も行うことがあります。なお円形脱毛症の皮膚科的な治療は、抗アレルギー作用のあるセファランチンなどの内服と副腎皮質ステロイドの外用が主な治療方法です。広範囲の例では副腎皮質ステロイドの内服などを行う場合もあります。漢方薬を併用することもあります。
- セファランチンなどの内服と副腎皮質ステロイドの外用。
- 漢方薬の併用。
- 広範囲の例では副腎皮質ステロイドの内服を行うことも。
- ストレスとの関連がある場合は精神科のお薬や心理療法の併用。
- プラセンタ注射(自費診療)
はしろクリニック 皮膚科・心療内科・精神科・内科 大阪 梅田
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